音楽

音楽と語学

大学生の時、新町ではイタリア語の授業をやっているらしいということで、興味本位で取っていた。何やかんやで二、三年くらいはお世話になったと思うが、動詞の活用なんかはほとんど忘れてしまった。いま、聞き取ったり喋ったりはとてもできないけれど、文章…

同志社高校管弦楽部(DJS)のみなさんへ

本来であればこの土日は「くるみ割り人形」の合奏をやっているはずでした。3月22日に行われるはずだった演奏会が中止になったことで、悔しい思いをしている人はたくさんいると思いますが、私もその一人です。特に、これが高校生活を締めくくる演奏会になるは…

デレク・ブルジョワ(Derek Bourgeois)について

大学の時に習っていたフランス語の先生が「人とは言葉である」ということをある日の授業でふっと言った。もちろんその言葉に至るまでには壮大な文脈があったのだが(その文脈自体は忘れてしまった)それから折に触れて「人とは言葉である」というセンテンス…

サブスクリプション時代の音楽鑑賞について

サブスクリプション型の音楽配信サービスが開始されて数年になる。はじめ、私のようなどちらかといえばレトロな人間は、ただ傍観していた。あまり積極的にそのサービスを利用する気になれなかった。「音楽」が「聴き放題」というのが、どうしても納得がいか…

音楽主義という思想について

もし自分が政治家になったら、という空想を口にすると、ずいぶん自意識過剰と思われるか、あるいは政治家を志していると思われるか、そのどちらかかもしれない。しかし一応は民主主義という政治形態を取っている以上、この日本という国においては、市民が主…

舛添氏の辞任から学べること

この間浅野史郎が「ひるおび!」で、舛添知事の辞任に関連して、「知事選のあり方が知事の質を左右する」というようなことを言っていた。文脈としては、舛添云々というよりかは、青島幸男が大した選挙戦もせずいわばクールに都知事になって、その結果任期途…

書くということについて 2 だれかに当たります

私たちはアナロジーにまみれて生きている。今日もあなたは誰かと話すときに何かのアナロジーを使ったかもしれない。アナロジーを使えば、銀座のホステスを口説くこととナショナルクライアントから仕事を取ってくることは同じことになるし、新聞記者の仕事は…

Painting By Chagall The Weepies ウィーピーズ 英詞&訳詞

ホントにウィーピーズの曲好きだわー。 というわけで我流で訳してみました。正しさは全然自信ないです。 The Weepies - Painting By Chagall - YouTube * Thunder rumbles in the distance, a quiet intensity遠くで雷がゴロゴロと鳴っている ひっそりとし…

良い演奏のためには

むかし外国でアマチュア吹奏楽団に所属していたことがある。ひょんなことから見つけたその市民楽団に私は入り、たったひとりの日本人、というかたったひとりの外国人として演奏活動を行っていた。当然のことながら、最初はかなりびびりながら練習に行ってい…

音楽について

私が大学生の時、しばらく日本を離れることになったことがある。私は大学のオーケストラに所属していたのだが、離れ離れになってしまう後輩たちのために、私なりに音楽について考えたことを書いた一冊のノートを残した。その中でもずいぶん音楽のことを書い…

The Weepies  ウィーピーズ

クラシック音楽を聴いている人は、他のジャンルの音楽など聴かない、と思われがちなのかもしれない。 昔は私もそういう風に「思われている」のではないかと思っていたが、案外そうでもない。 私は聴いている音楽の3分の2くらいが広義のクラシック音楽だと思…