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きょうはちゃんと書く。

小説を書く人、詩を、あるいは音楽を書く人でもいい。それに、漫画や絵を描く人でもいい。プロでも、アマチュアでも何でも良い。そういう人には、「きょうはちゃんと書こう」という日があるはずだ。朝起きた時にそう思うかもしれないし、帰りの電車の中でそう思うかもしれない。いちばん理想的なのは、毎日決まった時間に書くこと。でもそれは、色んな理由で結構難しい。とくに、私みたいに計画性のない人間にとっては、一番苦手なことだったりもする。だからどうしても、「きょうは’’ちゃんと’’書こう」となってしまうわけだ。

 

私だってできれば毎日小説を書きたい。というか、朝が来るたびにそう思っている。なのに様々な雑事が邪魔をする。今日も書けなかった。夜が来るたびにそう思っている。

 

最近、それでもいいんじゃないのかなと思うようになってきた。

 

きょうはちゃんと書こう。そう思うだけで、少し背筋が伸びる気がする。何かを書こうと思うことは、結構素晴らしいことだと思う。それに、それがあるだけ、もしかすると幸せなことなんじゃないかなとまで思ったりする。私には書くべき何かがきちんとある。手を動かしていない時でも、書きたいことが浮かんで来る。素晴らしい完成図だけはいくつも頭の中に拵えてある。それだけで十分幸せにもなれる。

 

不思議な結論になるけれど、そう思うようになって、「きょうは’’ちょっと’’書こう」という気になってきた。ちょっとでいい。ほんの少しでいい。立派な完成図に向けなくたって良い。冒頭が「グレート・ギャッツビー」のパクリになったっていい。何でもいいから、ちょっと書こう。そういうのを積み重ねて行くことが大切なんじゃないかな。そんなことを考えている。