ミステリばかり読んでいる

とりとめのない話。

このブログの最初の記事に、「人生は結局読んで書くということだ」みたいな偉そうなことを書いていたが、今でもそう思っている。ブログを始めた頃に比べると、仕事も住む場所も変わったけど、読書の傾向みたいなものもけっこう変わってきている。

私は高校生の時から、いわゆる文学、というようなものをよく読んできたと思う。おそらくそこにカテゴライズされる類の本を。大学生になると少し広がったが、メインストリームはあくまで文学だった。

でも社会人になって、どうやらミステリにはまってしまったようなのである。これはミステリを勧めてくれた人がいたからなのだが、この一年半でかなりたくさん読んだ。

あとは、仕事に関するような本。マネジメントやコーチングの本もたまに読む。食わず嫌いみたいなところもあって、これまであまりビジネス書には手が伸びなかったが、仕事に直結するものを選んで読むとなかなか面白い。しかし身の丈にあったものを選んで読まねばならないという気はしている。

あとはエッセイを時々読む。専門だった学問の本や、伝記みたいなものもわりと好きだ。ただ詩集がどうも楽しめず、年に一冊、図書館で読むか読まないかといったところだ。

食品会社のコマーシャルか何かだったと思うけど、曰く、食べているものが人体を作るというのがあった。そういうものを視覚化してみると面白いと思う。それと同じで、もしかすると頭の中は読んだ本で作られているのかもしれない。そういうものを見てみたい気がする。就職試験で聞くのは違法らしいけど、何を読んで生きてきたのか、これは人を知る上でけっこう大事なことだと思う。