2018-06-13から1日間の記事一覧

三度目くらいで気づくこともある 村上春樹「国境の南、太陽の西」

村上春樹作品の中でも、個人的に気に入っている小説だ。長さ的には、単行本・文庫本一冊分で、中編小説ということになる。 今回読んだのは、おそらく三度目だ。 一回目は、高校生のとき。そのときから、こういう、大人の男が孤独に生きる雰囲気みたいなもの…