アラン「幸福論」を訳す
アランというフランスの哲学者がいて、「幸福論」という本を書いた。
結構有名な本なので、ご存知の方も多いだろう。
- 作者: アラン,齋藤慎子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/12/15
- メディア: 単行本
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ざっと見ただけで三種類も訳がある。
それだけ重要な本というか、愛される本なのだろう。
私自身も好きな一冊であるがゆえに、翻訳してみたいと思ったのだ。
アラン(本名エミール・オーギュスト・シャルティエ)という人は、フランスの哲学者である。フランスの高校で哲学を教えていた人で、一番有名な教え子は恐らくシモーヌ・ヴェイユであろう。
そのアランが新聞に連載していたエッセイの集成が「幸福論」である。
哲学というが、新聞に書かれたエッセイなので内容はわかりやすく、ユーモラスで、面白い。軽妙な語り口の中に、チクリとするんだけれども、温かい人生へのまなざしを感じることが出来る。また、タイトルは「幸福論」となっているが、「幸福」を真正面から取り扱ったものではない。
原題であるPropos sur le bonheurとは、「幸福についてのお話」くらいの意味である。
上の三名の足元にも及ばないだろうが、わたしも細々と翻訳を始めてみたいと思う。
どちらかといえば、自身のフランス語の勉強のためでもある。
Propos Sur Le Bonheur (Folio Essais)
- 作者: Alain
- 出版社/メーカー: Gallimard Education
- 発売日: 1985/09/01
- メディア: マスマーケット
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底本として用いるのはコレ。
で、この宗左近先生の訳を参考文献としたいと思う。
まぁ暇つぶしのようなものです。