光るピアノ

 

 

 今まであまりこういうことをブログで書いたことがないのだが、最近、ブログは個人的なアーカイヴとして結構優秀だな、と思うようになってきたので、非常に個人的な内容の記事だが書いてみる。

 

 今朝見た夢の話だ。ずいぶん印象的だった。

 

 私はその夢の中で、ミスターチルドレンのMV(ミュージックビデオ)を見ている。あるいは、夢自体が、そのMVの映像であったかもしれない。これは夢を「見る」という言葉の綾といえば綾なのだが、その判別は私にはつかなかった。

 

 それは新曲のMVで、タイトルは「present」という。

 

 歌詞などは覚えていないのだが、そのMVはストーリー仕立てで、ミスターチルドレンが、耳の聞こえない女の子にピアノを贈ったという話がもとになってできた歌のようだった。

 

 その耳の聞こえない女の子に贈ったピアノというのが、「光るピアノ」なのだ。それぞれの鍵盤にはもともと色がついていて、鍵盤を弾くと光る。そのときに色が変わったりする。まだ小学生くらいの女の子が、そのピアノを弾いている映像をバックに、ミスターチルドレンが歌っている。

 

 夢なので、私はその映像を見て、ああ、これは共感覚のピアノだ、と直感した。要するに、音と色の間には一種の対応関係があり、調性によっても対応関係があるので、同じ音でも色が変化するような、高度な仕組みになっているピアノなのだ。それは人工知能によってはじめて実現した機能である。

 

 

 

 というのが、夢の内容である。実際に共感覚者は音が色に見える(数字に色がついて見える人もいるらしい)から、あながちまったくの夢物語というわけではないかもしれない。要するに、音楽を「見る」ことができるピアノが夢の中に現れたという話だ。

 

 

 おそらく、前の晩に譜読みをしていて、調性のイメージを考えていたことが原因の夢だとは思うのだが、こういうピアノ、誰か作ってくれませんかね? おもしろいと思うんだけど。